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#068 【孤独の解消シリーズ1】経営者は孤独とどう向き合うべきか?

経営者は孤独です。

 

この寂しさは、社内の管理職や従業員にはもちろんの事、家族でさえ本当の意味では理解してくれません。

 

 

では経営者は、この孤独とどのように付き合って、どう克服していくか、について私も創業経営者の一人として話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ会社内で孤独なのか?


 

経営者、特に創業者であれば、常に孤独である事が多いのが現状です。

 

 

もちろん、他の誰よりも自分の事業を愛し、自分の事業の発展や、関わる人全ての幸せを願って経営しています。

 

 

中には、自分だけ儲かれば良い!

という人も居るでしょうが、まともな経営者であれば上記の理念を抱いた方が多いと思います。

 

 

この、「他の誰よりも希望が高く、意識が高い」事が孤独を生む原因になっています。

 

 

管理職をはじめとした従業員は、経営者であるアナタほど会社を愛していません。

 

事業に対する意欲もアナタより低いのが現状です。

 

 

事業を良くしていきたい!

この思いは一緒ですが、従業員はこの言葉通りの感覚です。

 

 

経営者であるアナタは【事業を良くする=共同感覚として(みんなと)事業を通して幸せになる】という思いが強すぎます。

 

 

ですから、アナタはこう感じます。

 

「なんで従業員に、私の想いが通じないのだろう?」

 

「どうして、創業メンバーですら自分と考えやビジョンが違うのだろう?」

と。

 

 

 

ここで創業メンバーのことが出ましたが、事業としてのビジョンは同じなのですが、それぞれの想いの中の『幸せの実現の仕方』が、代表権を持っているアナタとは違います。

 

 

なので、年月が経つと袂を分かつ創業メンバーが多くなるのです。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ家庭内でも孤独なのか?


 

創業者、中小企業の経営者、個人事業主は、創業当初から充分な資金や、充分な人脈、充分な集客ができているはずが有りません。

 

 

ですので、自分は従業員や競合他社・他者の倍以上働いて、結果を出す事をまずは優先します。

 

 

この状態は少なくとも3年は続きます。

 

 

私の場合は、創業して約20年になりますが、未だにワーカホリック状態です。(←全く自慢できる事じゃない;;)

 

 

すると妻や家族は言うでしょう。

 

「お金は生活できる分だけ有ればいいの!」

 

「それよりも、アナタにもっと家に居てほしいの!」

と。

 

 

 

経営者になった瞬間から、アナタは「生活できる分だけのお金」というものの捉え方が変わりました。

 

しかし妻や家族は、これがサラリーマン時代と同じ感覚で居ます。

 

 

つまり『ある一定金額以上は、常に入ってくる』と思っているのです。

 

 

 

経営者であるアナタは違います。

 

常に全力で走っていないと、いつ困った状態に陥るか分かりませんので、アクセルを緩める事が出来ません。

 

 

 

貯金の額の問題ではありません。

 

 

そもそも貯金という感覚じゃないのです。

 

「これで後**ヶ月は、事業が困難に陥っても、みんなを食べさせていける!」

 

という保険なのです。

 

 

 

おいそれと、手を出せるものではないのです。

 

 

でも妻や家族は、アナタと『共有できる時間』が少ない事に不満を言います。

 

これは、説明したところで家族には感覚的に理解できないのです。

 

 

 

 

 

 

 

悪くなると従業員や家族も敵に回る


 

もし事業が上手くいかなかくなったら・・・。

 

 

近くに居る人々が敵に回ります。

 

「この会社ヤバいんじゃないだろうか・・・。」

 

「社長はいつもワンマンだから、こうなったんだ!」

 

「だから私(妻)は、はじめから反対してたのよ!」

 

こんな事を言われてしまうでしょう。

 

 

良いときは・・・

 

「社長のおかげで、このご時世に給料もボーナスも貰えて、感謝してます!」

とか

 

「アナタのおかげで、ウチは余所の家庭よりも裕福な暮らしが出来てるのよ。ほらアンタ(子供)達も感謝しなきゃダメよ!」

 

こんな風に、一時『分かってくれてる』ような事を言ってくれます。

 

 

でも悪くなると、先ほど言ったような事を言われてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

どうすれば孤独から解放されるか?


 

結論から先に言います。

 

『共感覚を持つ仲間を持つ事』

です。

 

同じ目線、同じ感覚のある人と付き合いましょう。

 

 

つまり、同じ経営者で、且つ「同じようなビジョンを持つ」人と付き合うほか解決できません。

 

 

異業種の人の方が、色々と意識し合わなくてすむので、良いかもしれません。

 

 

孤独を解消するために、一人で飲みに行っても、キャバクラやクラブのような夜の町に行っても、本当の意味では、この孤独は解消できません。

 

 

それどころか、綺麗なお姉ちゃんに認められようと頑張っても、お金を失うだけで意味がありません。

 

お金が無くなれば去って行きますから。

 

 

 

異業種交流会に行っても意味がありません。

 

あそこは、ただの自慢大会か、営業目的の人ばかりですから。

 

 

 

カウンセリングを受けても意味がありません。

 

私も受けた事がありますが、彼らは答えはくれません。

同意してアドバイスをくれるだけです。

 

 

 

結局は自分で何とかするしかないのです。

 

 

 

スピリチュアルに嵌まるのは、更に危険です。

あれは、頭がお花畑な人がするものです。

 

 

願っているだけでは幸せになれません。

波動が高いとか低いとか、本当はどうでも良いのです。

 

それは頭ではなく、心では誰もが理解している感覚ですから。

 

 

 

「じゃあ、どうすれば仲間ができるんだよ!」

 

そう思うでしょう。

 

 

よ~く周りを見てみて下さい。

 

そんな人の候補が一人や二人は居るはずです。

 

 

その人と一緒にいると楽だと感じる人が。

 

 

 

 

でも忙しさを理由にして、そういう人との関係を疎かにしていませんか?

 

直接的に自社の売上に直結しないので、その人との約束は後回しにしていませんか?

 

 

 

その人との距離を縮めましょう。

 

こちらが楽に感じる相手は、多くの場合、相手も楽に感じてくれているはずです。

 

 

 

それでも、誰もそんな人が居ないのなら、私に連絡してください。

 

そんな人ができるキッカケか、パイプ役になれると思います。

 

 

とにかく行動しましょう。

 

行動(アクション)を起こせば、良くも悪くもリアクションが帰ってきます。

 

 

 

一人で悩む必要はないですし、悩んで何も行動しないのが最も危険です。

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    てるみん (土曜日, 20 1月 2024 16:50)

    いつも具体的な答えをくださってありがとうございます�