5S活動の取り組み方に関するご依頼があります。
5sとは
整理、整頓、清掃、清潔、躾の5つの頭文字のSです。
よく会社とか工場とかで実施されています。
しかし、なかなか根付きません。
それは、大きな勘違いをしているから。
今日はそんな話です。
5S活動のコンサル依頼の際に、いつもする質問があります。
それは…
「5Sの中で一番大切なSは何だと思いますか?」
驚く事に殆どの方(どなたも工場長や生産現場の部長クラス)が“躾”とお答えになります。
実は私、“躾”という言葉が好きではありません。
躾は「やらせるもの」だからです。
やらせる事では、活動は根付きません。
やらせるような“管理する”という活動ではなく、協力し合って良くしていく方が適しています。
どうすれば5S活動が根付くの?
①躾ではなく習慣にする
まず、これが大事です。
では習慣にするためには、なにが必要か?
②量をこなす事です。
日常生活でもそうでしょう!?
歯磨きは、毎日やってるから、やらない日は気持ち悪いのです。
タバコをすう事も、お金を揃えて財布に入れる事も、例えば爪を噛むクセがある人も、全て、何度も何度も行ってきて「習慣」になりました。
だから習慣になるまで、量をこなせば良いんです。
で、その量をこなすまでが大変なのですが、最初は・・・
③関心を持たせる事
④認知させる事
この2つが重要です。
まず関心を持たせる為に、「その活動を行ってほしいと願っている人」が、それをドンドン行いましょう。
そして周りの皆に知ってもらい、その行動を継続して行う事で、その行動を認知させるのです。
殆どの会社で5Sが根付かないのは、上長が「やれ!」とだけ言って、自分がやらないからです。
やったとしても、それが気になっている数日、しかやらないから周りには根付きません。
そして最後に
⑤最も効果的な方法でアピールする
実はコレが一番難しいです。
上記の①~④は、上長が1~2ヶ月も我慢して頑張れば、次第に周知されていきます。
しかし効果的な方法でアピールしていかない限り、「上長が頑張って綺麗にした」だけに終わってしまいます。
これでは全体に広まって「活動」にはなりません。
基本的に人間は苦労して、我慢することを継続することはできません。
ですので、効果的にアピールすることが、上記4つのレバレッジ(てこの原理)をかける事になります。
この方法ですが・・・。
これは私が指導してきた、たくさんの事例がありますので、どこかの機会で紹介していきます。
もし、急務で困っている人は、コメントください。
コメントをお書きください
てるみん (水曜日, 27 12月 2023 09:55)
5Sは本当に大切ですね。それをあの忙しい中でも体現されている村長には頭が下がります!
5つ揃えるとなると大変ですが自分でも実行していきたいです。