#050 ジャパネットたかたは、すごい！【戦略の話】

 

私はあまりTVは見ないのですが、昔、休日に何となくテレビショッピングを見ていました。

 

 

TVショッピング専用のチャンネルがあるのですが、ジャパネットとその他のチャンネルでは、大きくプレゼンの内容が異なる事に気づきました。

 

 

高田社長は、自分が納得して、これは人に薦められるという商品しか取り上げないらしい。

 

 

自分が感動して、その内容を、感情移入した状態で伝えられるかか大切との事。

 

 

これが本当か嘘かは、置いておいて、それを使えば生活がどう楽しくなる、便利になる、得をする、自分ならこう使おう！？という、想像が湧いてきます。

 

 

商品購買において、実感力は最後の購入決定への一押しになるでしょう。

 

 

 

 

さて、ジャパネット以外の広告方法はどうか？

 

ほとんどのTVショッピング番組は、その製品の機能について解説が行われていました。

 

 

 

例えばカメラであれば、スポーツシーンには運動選手の場面が現れ、夜景であればデートシーンが現れるなど・・・。

 

機能の説明が殆どで、最後に価格とオマケで驚かせる、といった感じ。

 

 

 

しかしジャパネットは、もう少しユーザーが使用している事を前提に、シーンが作られているのです。

 

自分がこの商品を欲しい、と思うようにプレゼンしています。

 

 

 

この商品を買ったら、こういう生活のシチュエーションがありますよ、という購買する動機の部分を作る事に、非常に長けていると思います。

 

 

 

プレゼンのテンポの良さ。

 

そして何よりも社長のインパクト。

 

 

 

最初の「みなさん！！」は、めっちゃ高音。

 

それに対して、一番最後の「お願いします」は、低音で勢いも弱い。

 

 

 

このギャップは、戦略なのでしょう。

 

※この内容を掘り下げて、東京や大阪、海外でも「プレゼンテーション」のセミナーを行っています。

IK-SEメンバー方は、OTAMA塾に「話し方講座」の回がありますので、一緒に学びましょう。

 

 

 

音程差があると、キャラが一層立ちますね。

 

残念なのは、最近高田社長がTVに出ない事・・・。

 

 

と思ったら、2015年に社長を引退した後、2016年1月15日にTV出演も引退していたのですね・・・|дﾟ)

 

 

 

やはり後発、弱者の戦略は、目立つ場合と目立たない場合を考えて行動しなければけませんね！

 

イメージ＆コミュニケーション戦略。

 

 

今でも、あの『甲高い声』は脳裏に焼きついて離れない。