私の本業は技術コンサルタントなので、仕事柄多くの人と出会います。
長年契約して頂いている企業には10年以上も顔を合わせている人も居ます。
で、10年前はそんな評価じゃなかったのに、10年経過してみると真逆の評価になっている人が居るんです。
その人を仮にAさんとしましょう。
Aさんの年齢は、現在だいたい40代半ばです。
Aさんは、よく「イザとなったら会社なんて辞めてやる!」と言ってたんです。
その当時(30代)は、Aさんの事をみんな、
「自分の意見がはっきり言える人」
「的確に指摘ができる人」
というイメージを持って、皆さん慕っていたと思います。
Aさんは、「自分の意見が正しい」、「自分が辞めたら会社が困るだろう」という自信に満ちていました。
そんなこんなで、あれから10年以上経過し、今ではどうかというと…。
今でもAさんの発言は、当時と変わっていません。
他者を批判しながら、「アレが悪い」、「ソレはおかしい」と繰り返しています。
しかし10年以上も経過すると、周りの反応が変わってきます。
「口ばっか達者で、文句しか言わない人」
「言うだけで行動しない、責任感のない人」
となってしまっています。
こうなってしまったのは、周りのせいではありません。
Aさん自身が蒔いた種なのです。
つまり、会社での言動を周りが「見させられた」結果、上のような評価の人物になってしまったのです。
聞くと、一時期プロジェクトを任された事もあったそうです。
しかし結果を出すことができず、Aさんは相変わらず会社や人のせいにする発言を重ね、誰からも信用されなくなってしまったようです。
今もAさんは「イザとなったら会社なんて辞めてやる!」と言っているようですが…
周りは「だったら、いい加減早く辞めろよ!」
となってしまっているようです。
Aさんの上司ですら、積極的に付き合っていないようです。
真っ先にリストラの対象になってしまうでしょう。
でもリストラされてもやっぱり、誰かのせいにし続けるのでしょう。
Aさんが変わらない限り。
積極的(ポジティブ)に仕事に取り組むわけでもなく、消極的(ネガティブ)な発言ばかりする。
こういう人は、周りの信頼を無くしてしまいます。
私生活が充実していれば良いのですが、仕事人生においてこの状態は不幸としか言いようがありません。
ネガティブな言葉は、自分ばかりか周りにまで不幸を撒き散らします。
少しづつで良いから、やめていきたいですね。
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